《1万倍大坪》【重要】結局のところ、仕事をどう定義つけるかで幸せな人生かどうかは決まってくる

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結局のところ、仕事をどう定義つけるかで幸せな人生かどうかは決まってくる

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先週から「お金」と「幸せ」、「仕事」と「幸せ」について語ってきた。

今日はそのまとめだ。

保険営業もベテランになると、モチベーションの維持に苦しむ人が少なくないよね。

私の友人にも多いよ。

それはなぜか、

心理学者のティム・カッサーとリチャード・ライアンの共同研究が見事に回答を出している。

それによると、

「外的な目標を持つ人は、内的な目標を持つ人に比べて、常に未達成への不安を抱えており、その達成度にかかわらず、幸福度が低い

からだ。フルコミッションセールスの行動の動機は、すばり「外的な目標」そのものだからね。

しかも、年収1,000円を超えたどこかの点で、年収と幸福度の比例関係が希薄になる。

それを無意識レベルで感じ取っているから、モチベーションが維持できなくなるのだろうな。

しかし、それでも、私たちの幸福度を左右するもっとも大きな要因はやはり「仕事」なのだ。

経営学者のエイミー・レズレスキーの研究によると、

「自分の仕事をどう見るかにより、人生から得られる満足度は大きく異なる」

のだ。

しかし、仕事を、高い「年収」などの「外的な目標を達成する手段」と考えてしまうと、

前述の通り、途端に幸せから遠ざかってしまう。

ではどうしたら良いか。

答えは、心理学者マーティン・セリグマンの研究にある。

「もっとも深い幸せを得られる『意味の追求』とは、自分の強みを『自分より大きな何か』に捧げることだ」

と。

ピーター・ドラッカーの名著「マネジメント」にも引用されている有名な例え話「3人のレンガ職人」でこの回を締めくくろう。

『旅人が、ある村を訪れました。

村では、三人のレンガ職人が、作業をしています。

何やら、大きな建物を建築しているようです。

旅人は尋ねました。

「あなた方は、何をしているのですか?」

一人目の男は答えました。

「カネを稼いでいるんだよ」

二人目の男は答えました。

「私は、国一番の石切職人になるために、技術を磨いているのです

三人目の男は答えました。

「私は、村人の皆さんの憩いの場所となる、教会を建築しているのです」』

一人目の男は「お金」

二人目の男は「キャリア」

すなわち二人は外的な目標のために働いていた。

三人目の男は「自分より大きな何か」のために働いていた。

子育てなどの生活そのものに必死な若い時期は一人目や二人目の男のように「お金」などの外的な目標でガンガン稼げばいい。

成長と年収の伸びがガチで比例し、やりがいのある楽しい日々だ。

しかし、あるレベルを超えると、間違いなく幸せなのは、三人目の男だ。

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