《1万倍大坪》【重要】保険営業パーソンの「ここが凄い」

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保険営業マンの多角化・起業ストーリー(その4)
「ここが凄いよ、保険営業パーソン」

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(前回からの続き)

前回のメルマガでは、保険営業パーソンで身についた「営業のスキル」がめちゃめちゃ役に立ったという話をした。

もう一つ、ビジネスでとても役に立つスキルがある。

それは、資金調達の能力だ。

当社でやっている保険営業パーソン向けの法人マーケット攻略講座では、

企業の銀行格付けの点数が上がるアドバイスができる保険営業パーソンを養成している。

当然、決算書も読める。

まあウチの講座を受けていなくても、法人専門ならそういう能力を持つ保険営業パーソンは少なくないだろう。

その能力が、そのまんま資金調達に役に立つ。

実際、ウチが起業支援をした保険営業出身の福祉経営者のほぼ100%が、資金調達にも成功している。

皮肉なことに、この能力を駆使しても、保険ビジネスでは資金を調達できないのだな。

なぜなら、保険代理店は、政策金融公庫や信用保証協会の「融資対象外」業種に指定されているからだ。

(銀行のプロパー融資なら理論上は可能だが、まあハードルはとてつもなく高い)

その上、国の政策で、福祉での起業には非常に手厚い支援が用意されている。

政策を現場で実行するわれわれ事業者がいなくなると国が困るからだ。

具体的には、政策金融公庫などの政府系金融機関を経由して福祉での起業に対して莫大な資金が投入される。

例えば、公庫には「ソーシャルビジネス融資」という莫大な融資枠が毎年組まれている。

公庫にとってみたら、枠は使い切らなければならないから、われわれ事業者にとって調達のハードルは逆に低くなる。

とはいえ、理屈ではわかっているのだが、自分の最初の調達の時はビビりまくったなあ。

公庫の五反田支店に申し込んだのだが、断られたらどうしようとビクビクしていたものだ。

が、そんな心配をよそに、わずか2回の面談で、1,000円があっさり調達できてしまった。

その上、条件がめちゃくちゃいい。

(あわわ、本当に簡単なんだ!)

まじに驚いたね。

結局のところ、私は福祉事業の資金調達に一回も失敗していない。

累計で3,000円の調達に成功している。

で、それに加え、昨今のコロナで、福祉業界には政府からさらに好条件の資金が投入されている。

例えば、いま、政府系の福祉医療機構の「WAM融資」では、最高6,000円が「無利子」だ。

6年目以降の金利でも、わずか「0.4%」。

しかも、5年間は元本返済がない。

ここまで好条件だと、もはや借りない理由がない。

国は福祉行政の要であるわれわれ事業者を、ここまでして守りたいのだ。

こんなふうに、国の資金で事業を興すというやり方に慣れると、

自己資金をコツコツためて事業を大きくするのが馬鹿馬鹿しく見えてくる。

ビジネスを大きくするのにとんでもなく時間がかかるからだ。

というわけで、今日は、保険セールスパーソンは、資金調達能力がとても高い、という話だった。

だから、保険営業出身の福祉経営者の成功確率は高いのだ。

さて、私の起業話に戻ろう。

順調に立ち上がった最初の福祉事業を、しかし私は、起業からわずか2年後に、手放すことになる。

なぜか。

詳細は次号で語ることにする。

(次号に続く)

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