《1万倍大坪》稼いだ後のモチベーション維持のムズカシサ。

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稼いだ後のモチベーション維持のムズカシサ

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「カネを稼いだ」後のモチベーション維持は難しい。

これは私の実感だ。

私が保険業界に飛び込んだ動機は、

母子家庭の時代の強烈な貧乏体験から発している。

そこから「這い上がりたい」「二度と経験したくない」というのが強い動機になっていた。

これって、自分の根源に近いところの動機なので、めちゃ強力だ。

だからハードな営業活動にも耐えられた。

しかし、それが満たされてしまうと、

キツい仕事に立ち向かおうとするモチベーションがなくなってしまう。

これは実に困るよね。

モチベーションを失ったばかりに消えていった先輩たちを大勢見てきた。

絶対に私はああはなりたくなかった。

さて、どうする?

乗り越え方は人様々だ。

より高い年収を目指す人もいるだろう。

だけど、ダニエル・カーネマンが言うように、

年収ってある程度を超えたら、はっきり言って幸福度はおんなじなのだ。

いや、私の場合、年収が5,000万円を超えてからズンとのしかかる「重税感」がとても嫌だった。

だから、私には年収増はむしろモチベーション的にはマイナスだった。

それでも「家族のために」頑張ると言う動機はアリだろう。

しかし、私の場合、子供が家を出た時が大きな転換点になった。

まだ学生だが「コイツはオレが死んでも逞しく生きていくだろうな」と直感してからは、

子供のために稼ぐ、と言うモチベーションも無くなった。

さて、では、どんなモチベーションがありうるか。

ベタだが「人の役に立つ」こと、だ。

(こういうことを真面目に書くのはすごく恥ずかしい)

ウチには今、25名の障がい者さんが正社員として働いているのだけど、

彼らは感動的なほど熱心に働く。

ある調査で、働く人に「働く幸せを感じますか」と聞いた。

健常者で「はい」と答えた人はわずか40%。

しかし、障がい者さんは80%近くが「はい」と答えた。

彼らの働きぶりをそばで見ていると、そんな話にも納得する。

そんな彼らにその熱意に見合う報酬と、

誇りの持てる仕事を世間から受注する、

その活動には燃える。

あと、その夢を手伝ってくれるチームメンバーたちが成長できて、

豊かで幸せな人生を送れる、そんな職場をつくること。

そのゴールに、

保険時代から培った自分の能力の全てを注ぎ込む、

これは楽しい。

苦しい時もあるけど、オモシロい。

クル面白い(なんじゃそら)

私のモチベーションはいまこれ。

こういうモチベーションって枯れることがないんだよな。

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