《1万倍大坪》【重要】数字を追う虚しさにみんな気がつき始めている

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売上に効く読書
ジム・コリンズ著「ビジョナリーカンパニーZERO」

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珠玉の一行

「ビジョンは、通常では考えられないほどの努力を引き出す。」

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まずはちょっと近況のご報告。

何度かこのメルマガでもお知らせしているが、

4月1日付けで、相模原市に障がい者の就労継続支援A型の施設をオープンした。

私は最大株主で共同経営者だ。

できたばかりのチームが、毎日ミーティングをして細々とした会社のルーティーンを決めている。

その合間にひっきりなしに来社する見学者希望者にも対応している

そんな活気あふれる毎日だ。

で、私は今週から電車に1時間揺られて新会社に通っている。

完全テレワークになったので「職場への通勤」という行為は実に2年ぶり。

私が新会社に貢献できるといえば、それは営業のスキルだ。

オフィスの一角を使わせてもらい、顧客の獲得を目指してひたすら電話し続ける日々だ。

同じ電話営業であっても、一人で行動する個人事業主であれば利益は直接的だ。

成果が上がれば報酬はダイレクトに入ってくる。

それに対し、今回は利益が上がっても(少なくとも1年くらい先だと思うが)、

まず働いてくれる障がい者さんに優先的に分配され、

ついで現場のチームメンバー、経営陣、で、私には最後の最後。(何か残っていればだが)

頑張って営業しても、自分に入ってくるのはごくわずか。

しかし、それでも断言する。

今の方が間違いなく幸福だ。

なぜなら、自分が仲間と定めたビジョンに近づくため、毎日格闘しているという実感があるからだ。

真に偉大になった会社が最も大事にしていたのは、経営戦略でも、事業計画でも、マーケティングや財務でもなかった。

それは「ビジョン」だったという事実を時間をかけた綿密なリサーチで明らかにしていったのが本書。

数字(お金)は目標を計測する指標にはなり得ても、それ自体は人を燃え上がらせることはできないのだ。

掛け値なしの名著だ。

ぜひ「3章と4章」は丸暗記するくらい読み返してほしい。

事業をこれから起こそうとする人、大勢を巻き込んで大きな仕事をしていきたい人におすすめの一冊だ。

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ジム・コリンズ著「ビジョナリーカンパニーZERO」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296000322/keystonef-22/

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