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「保険営業マンの多角化・起業ストーリー」(その7)
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(前回からの続き)
前回のメルマガでは、
「この事業に関わったために、大切な人に去られた!」というとこ
そうなのだ!
この事業を始めるきっかけになったのが、
執行役員のK君に届いたメッセージがきっかけだったという話をし
そのメッセージがきっかけで、北陸に見学に行った先の就労支援事
福祉向けの研修事業として、ちょうど良いコンテンツを探していた
福祉の専門家など複数に評価してもらった上で、
そこと組んで、福祉経営者育成コースを立ち上げたのだ。
もともと実力のあるところなので参加者の評判もすごく良い。
コースも順調に立ち上がったある日、K君が「ちょっといいですか
なんだか、いやーな予感がした。
果たして・・・・
「実は、独立したいと思いまして・・・・」
(いやーん!)
実はかつて、独立したいという意向は聞いてはいた。
その際は、慰留して思いとどまってもらったことがある。
今回は二度目。
(思いとどまってもらうのは無理だなあ)
「ど、独立して何やるの?」
「就労支援の事業を自分でやりたいと思いまして」
「ほお」
つまり、私たちが立ち上げ支援してきた、障がい者の就労支援事業
それは、むしろ喜ばしいことではないか。
最初に会った時、20代の半ばだった彼も、もう40代。
私だって40歳の時には自分の会社を持っていた。
そりゃあ、むしろ独立を応援しないといけない立場だろう。
その後、無事に彼は事業所のオーナー経営者となった。
執行役員は退任したが、協会の理事として、また講師やコンテンツ
変化は思いがけない別の変化を呼ぶ。
K君の退任は、右腕をもぎ取られるようなもの。
悲しかったが、これもまた新しい変化。
別れの後には出会いも起こった。
(次号に続く)